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本学の教育理念と教育方針

筑波技術大学教育理念

筑波技術大学は聴覚・視覚障害者のための高等教育機関として、社会に貢献できる先駆的な人材を育成することを教育的使命とする。この使命を果たすために幅広い教養と高い専門性を授ける教育を行う。

さらに、世界的な視野で聴覚・視覚障害者に対する高等教育の充実と発展に寄与することを期す。

筑波技術大学教育方針

  1. 主体的に考え、自律的に行動するための自己管理力を育成する。
  2. 論理的思考力と自己表現力に基づく対人コミュニケーション能力を育成する。
  3. 幅広く豊かな教養を身につける教養教育と、高度な専門知識と技術を修得する専門教育を行う。
  4. 障害特性に合わせた情報保障および障害補償能力の育成により、「伝わる・伝える」教育を提供する。
  5. 全てのカリキュラムを通じて協調性の涵養とリーダーシップの育成を図る。
  6. 初年次から卒業年次までを見通した系統的なキャリア教育を提供する。
  7. 自他の障害に対する深い理解を持ち、グローバルな視点から社会に貢献できる人材を育成する。

筑波技術大学 3つのポリシー[学士課程]

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

筑波技術大学は、聴覚・視覚障害者のための高等教育機関として、社会に貢献できる先駆的な人材を育成すること、および世界的な視野で聴覚・視覚障害者に対する高等教育の充実と発展に寄与することを教育理念としています。教育理念に沿って開設された教養教育系科目および専門教育系科目を履修して所定の単位を修得し、下記の目標を達成した者に学位を授与します。
    [修得すべき学修目標]
  1. 幅広く豊かな教養を身につけ、主体的に考え、自律的に行動するための力
  2. 高度な専門知識と技術を身につけ、論理的に思考し、直面する問題を解決する力
  3. 自立した社会人・職業人として社会に貢献できる対人コミュニケーション力
  4. 共生社会実現に向け、多様な文化を理解し、グローバルな幅広い視野をもって発信・行動する力

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

筑波技術大学では、ディプロマ・ポリシー(学位授与に関する方針)に掲げる目標を修得させるために、教養教育系科目、専門教育系科目を体系的に編成します。教育方針、教育内容、学修成果の評価について以下のように定めます。
    [教育方針]
  1. 主体的に考え、自律的に行動するための自己管理力を育成します。
  2. 論理的思考力と自己表現力に基づく対人コミュニケーション能力を育成します。
  3. 幅広く豊かな教養を身につける教養教育と、高度な専門知識と技術を修得する専門教育を行います。
  4. 全てのカリキュラムを通じて協調性の涵養とリーダーシップの育成を図ります。
  5. 自他の障害に対する深い理解を持ち、グローバルな視点から社会に貢献できる人材を育成します。
    [教育内容]
  1. 初年次教育の導入として「修学基礎A・B」を配置し、大学生活の円滑化や教養および専門教育のための基盤形成を行います。1年次では、主に教養教育系科目を学び、大学教育の必須の基礎的素養を身に付けることができます。また、基礎的な専門教育系科目を学修することで、2年次以降の専門系科目を履修するための基礎知識を育成します。
  2. 2年次以降、一部の教養系教育系科目に加えて、基礎から専門的な専門教育科目を配置し、各学科・専攻の履修モデル等を設定し、個別の修学目標に対応した教育を実施します。各履修モデルの体系的カリキュラムを通して各専門分野での知識・技能を育成します。
  3. 4年次には、卒業研究等を行うことで、論理的思考、課題解決力などを育成します。また、専門分野よっては専門的な総合的な知識、論理的思考の修得を判定するため卒業判定試験を実施します。
  4. 自主的な実践的な教育を重視し、少人数教育の利点を生かした双方向教育、プレゼンテーション型授業など、アクティブラーニングを多くの授業に実施します。
    [学修成果の評価]
  1. 体系的なカリキュラム、主体的な履修指導とGPA制度に基づく厳格な成績判定により、学びの質を向上させます。また、シラバスには成績の評価基準を明示します。
  2. 授業ごとに授業評価アンケートを実施し、各部局、教員にフィードバックを行い、次学期・年度以降の授業内容の向上につなげます。
  3. 全学・学部での評価は、授業アンケート、卒業要件充足者の進路状況などによって行います。
  4. 学生の評価は、各科目の成績評価および特別研究(卒業研究、卒業論文、卒業制作、卒業判定試験など)によって行います。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

    筑波技術大学は、聴覚・視覚障害者のための高等教育機関として教育を通じて幅広い教養と専門的な職業能力を合わせもつ専門職業人を養成し、両障害者の社会的自立を図ることを目的としています。さらに、共生社会の中で活躍し、社会に貢献できる人材の育成を目指しており、本学の入学を希望する者には以下のような学修する資質と能力を備えた学生を求めます。
  1. 大学での学修に必要な基礎学力としての知識・技能・表現力を備えた人
  2. 専門分野に興味を持ち、積極的に学修に取り組む意欲のある人
  3. 新たな課題に対し、思考し、解決してゆく力のある人
  4. 主体性をもって多様な人々とコミュニケーションを図り、協働して学べる人
  • 筑波技術大学は、個別学力検査等(前期日程)、推薦入試、社会人入試、アドミッション・オフィス入試など、多様な入試による複数の受験機会を提供します。
  • それぞれの入試において、個別学力検査、大学入試センター試験、面接、小論文、調査書、実技検査、適性検査など、多元的な評価による入学者選抜を実施します。

技術科学研究科 3つのポリシー[修士課程]

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

技術科学研究科では、大学の学位授与の方針に鑑み、聴覚・視覚障害者の高度専門領域における貢献と障害者の社会参画を推進するための大学院として、広い視野にたって精深な学識を修め、専門分野における理論と応用の研究能力及び教育実践の場における教育研究の推進者の育成を目的とし、以下の示す知識、能力を身につけ、所定の単位を修得し、修士論文の審査および最終試験に合格した者に修士の学位を授与します。
  1. 各専門領域に関する系統的な専門知識と技術
  2. 各専攻において示す高度専門職業人としての理論的・実践的能力
  3. 専門性を深めることができる研究能力

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針について)

技術科学研究科では、産業技術学専攻、保健科学専攻、情報アクセシビリティ専攻の3つの専攻を設置し、各専攻において、修了認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)において示した能力を身につけるため、以下の方針に沿って教育課程を編成します。また、障害に配慮した教育方法・教育環境により、学生一人ひとりが必要な能力を身に付けるよう教育します。
  1. 各専攻において、基盤科目と専門教育系科目を開設するととともに、修士論文を計画的に作成していくために、論文指導に関する授業科目を開設し、専門領域に関する系統的な専門知識と技術を学修します。
  2. 研究を遂行するための基礎である文献調査、調査・実験計画、分析、プレゼンテーション方法などを学修し、高度専門職業人として必要な理論的・実践的能力を身に付けます。
  3. 修士論文の研究指導は、主指導教員と副指導教員との複数指導体制とし、自らの課題意識に即した研究を進め、専門性を深めます。
学修成果の評価としては、授業科目ごとに定めたシラバスにおいて授業内容と方法、達成目標と評価方法を明確に提示するとともに、到達目標の達成度に基づいて厳格に行います。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

技術科学研究科は産業技術、医療技術、情報保障に関する専門分野を持つ研究科であり、次のような人を求めています。
  1. 産業技術学、鍼灸学、理学療法学、情報システム学、情報保障学を学ぶために必要な基礎的な学力、専門知識を有し、向上心の高い人
  2. 知的好奇心を持って未知なる課題や困難な問題に積極的に取り組み、問題を解決していく人
  3. 高度で専門的な知識や技術を持つ教育者・研究者・指導者として、社会に積極的に参加し,共生社会の実現とその発展に貢献しようとする人